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ミネックスの肥料を使用している農場の方のご感想

株式会社ミウラ農場様

株式会社 ミウラ農場

ミウラ農場取締役 三浦英雄取締役
  • 作物 : キャベツ(27ha)、長いも(8ha)、ごぼう(7ha)
  • 施用製品 : てんろ石灰
  • 作付け面積 : 42ヘクタール

てんろ石灰が理想的な肥料だと実感しました!!

主力作物であるキャベツにおいて、根こぶ病対策として薬剤防除を定植前処理、本圃散布を実施しておりましたが薬剤の効果が安定せず、収量確保に苦慮していたところでした。
薬剤散布による根こぶ病制御以外になにか無いか様々な知見を調べてみたところ、後藤逸男氏と村上圭一氏の共同出版による【根こぶ病−土壌病害から見直す土づくり(農文協出版)】に転炉スラグによる土壌pH7.5に改善することで、根こぶ病を防除する実践事例が掲載されており、この本に感銘を受け、早速、東京農業大学の教授である後藤逸男氏にお会いし、色々指導して頂いたところ、転炉スラグ肥料であるミネックスさんのてんろ石灰(粉)を紹介していただきました。
圃場散布を実施するにあたり、ミネックスさんに相談したところ快く協力していただき、

  1. 圃場毎の土壌診断の結果に基ずき、緩衝曲線を作成し、pH改良目標の必要散布量を算出し、経費の概算をしました。
  2. 圃場に散布するにあたり、作土深は30cmであれば万全であるが経費面から、15cmで行いました。
  3. 園芸培土にもてんろ石灰を混和し、pH7.5に改良し、定植時に根こぶ病の早期感染を防除しました。

生育については微量要素欠乏(鉄、ホウ素、苦土)が心配されたが、てんろ石灰には微量要素が含まれているため問題はありませんでした。

効果はというと、”驚きです!”当農場のキャベツのほとんど100%の根こぶ病を抑えることができたのです!!!
例年、夏場には根こぶ病にかかり、キャベツは小玉傾向になっておりましたが、散布後は大玉製品ができ、収量で100tの増収!!
今回の取組みにあたり、初年度は春先に散布量が10aあたり、2〜8tと多く時間がかかり初期投資額も従来の約10倍になります。
ただし、2年目からは従来の作業と比べると、石灰類の散布、根こぶ剤の散布、定植前処理が省略でき、作業時間が大幅に短縮でき、10年間従来の石灰類,薬剤経費を考慮すれば、経費計算的には同等になります。
本にはpHが約10年持続すると書いておりましたので、今後は土壌診断で確認をし、必要であれば補正散布を実施していきます。
結果的には・・・ 大満足です!! 当農場にとっては理想的な肥料でした。

【ミネックスからひとこと】

実施しようとするときは初期投資額が大きいため、てんろ石灰の必要量を算出し、概算経費額に基づき、年次計画での取組みもお勧めします

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